イギリスは当時、東インド会社を通じて植民地政策を行う世界最強の国でした。
ところが当初は機能していた組織が硬直化し、イギリス病と呼ばれるように勢いを失い、世界の工場と呼ばれたころの成功体験を引きずってしまい、「いままで通りが良い」とか「いまさら組織を変えるのはイヤだ」とか思考停止状態に陥ったのです。
すると新しい設備投資とか、効率を求めるということをしなくなり、非効率でコスト高、人件費もどんどん上がってしまいました。
これはイギリスに限らずどこの国でも起こってきたことです。
一般的に人間というものは「現在」に満足すると「変化」を嫌うようになります。
高度成長の経験とその結果として向上した生活レベルに満足した日本人は変化を好まなくなっています。
また、日本の選挙制度の関係で選挙の際協力してくれていた支持団体から「馬鹿なことをしやがって!」とそしりを受けて落選するのが落ちになるのです。
そして破綻の道をひた走っています。
日本も誰もが昔通った道を歩んでいるのです。
イギリスにとって幸いだったのは、Sが登場したことです。
Sは規制緩和を行い、競争に負けた会社はどんどんつぶれるという荒療治でイギリス経済を再生させたのです。
残念ながら日本には「政治屋(せいじや)」は沢山居ますが、Sの様な「政治家」はいません。
「政治屋(せいじや)」は国会議員という特権的な職業を死守することしか考えていないので、「日本を再生する為に必要な」こういう荒療治をして人気を一時的にも失うことを極端に恐れます。
今でこそSは「良くやった」と言われていますが、荒療治の最中は企業の倒産、人員解雇等で連日連夜マスコミから総攻撃を受けていました。
でも彼女は信念を持って総攻撃に耐えたのです。
それだけ腹の据わった政治家(せいじか)など日本で見たことがありません。
いまだに日本では土地神話の時代を生きている人がいますが、いいかげんに目を覚ましたほうがいいと思います。
もはや土地・建物の値上がりは期待できないので、不動産投資で儲けて資産を増やそうなどという愚かな考えは捨ててしまったほうがいいのです。
さらに不動産には換金性が低いという問題があります。
不動産は売り手と買い手の相対取引になるため換金性が低く、金融資産などに比べて取引時の力関係で価格が決まってしまいます。
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